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夢は尽きる事なく、永遠に
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2025/09/11 (Thu)
「・・・・・っ」



「どうした、紗羅」





隣でうたた寝していた紗羅が、いきなり飛び起きた。

そっと抱き寄せてやると、着物が冷や汗でぐっしょり濡れていた。





「夢を、」



「Dream?」



「えぇ、夢よ。夢を、視たの」





自分が羽織っていた上着を掛けてやり、そっと背を撫でてやる。





「どんな」



「それが・・・・・」





一瞬言い淀んで、何かを振り切るように首を左右に振り、やがてゆっくりと口を開いた。





「忘れてしまったの、ううん、正確には覚えてない、ね」



「・・・Ha?」



「滅多に夢なんて視ないんですもの、仕方ないでしょ」



「まったく・・・本当にお前は面白いな」



「いいえ、全然面白くないわ」





妙に真剣な紗羅の表情が気になった。





「政宗様、」





夢を視たときは、すごく不安になってしまう。





「わたしが夢を視るときは・・・・」





何か大切なものを失くしたり、

結局見つからずにいつの間にか掌から零れてたり、



誰かが居なくなってたり、

自分だけ置いていかれたり。





「良い事が一つも無いの」





ねぇ、お願い





「あまり無茶をしないで。幸村兄様より先に逝かないで。

二人とも、わたしを置いていかないで・・・」





お願い





「・・・絶対置いていったりしねーよ」





その時は

連れていくから





・・・・・・・・・・





またまた小話でーす

因みにこれはオリジじゃありません、戦国BASARAの夢だったり(苦笑

管理人は二次より夢が好きなんですねー(書くのは)



そのうち夢キャラについても紹介書きます



携帯からだと、文がごたごたになるし、面倒なんで←

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2008/06/19 (Thu) 短編 Comment(0)
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